台湾キッズ サマーキャンプ in 沖縄 2024!
沖縄での国際交流
沖縄へようこそ!Churakidsでは、毎年異文化交流と英語学習を目的としたサマーキャンプを開催しています。スタッフも先生たちも、みなさんが来るのをとても楽しみにしていました。
新型コロナウイルスの影響により、ここ数年は国際的なプログラムの開催が困難でしたが、今年ようやくプログラムを再開することができました。今年は5年ぶりに台湾の子どもたちが参加し、沖縄での2日間のプログラムを通じて貴重な体験をしました。
このブログでは、参加した台湾の子どもたちの素晴らしい体験とその過程で得られた学びについてお伝えします。沖縄の歴史、文化、自然を通じて子どもたちがどのように視野を広げ、国際理解を深めたかをご紹介します。
DAY1 : July 2 (Tue) 沖縄の歴史と平和教育
日本航空自衛隊那覇基地
キャンプ初日は、日本航空自衛隊那覇基地の訪問から始まりました。この体験は、子どもたちに沖縄の複雑な歴史と平和維持における自衛隊の役割について、深く理解してもらうことを目的としています。
子どもたちは、那覇基地で航空自衛隊の役割や任務について説明を受けました。特に災害時の救援活動や国際的な平和維持活動についての説明は興味深く、子どもたちにとって新たな発見となりました。
実際の航空機を間近で見学しパイロットや整備士からの説明を受けることで、自衛隊の日々の努力と献身的な姿勢を肌で感じることができました。
子どもたちは、真剣に質問をしたりジャーナルに感想を書いていました。「平和」という抽象的な概念を具体的な活動や設備を通して学ぶことで、子どもたちの平和教育の貴重な機会となりました。この体験を通じて、沖縄の歴史と自衛隊の役割について深く理解することができ、平和維持の重要性をより身近に感じ取ることができました。
那覇航空自衛隊 隊員のみなさん、貴重な時間と学びの機会をありがとうございました。
昼食
昼食はソーキそばを食べました。ソーキそばは沖縄の伝統的な料理で、豚のスペアリブ(ソーキ)を使った麺料理です。沖縄を訪れた際はぜひ食べていただきたい沖縄名物です。
琉球ガラス村 ガラス工芸体験
昼食後は、沖縄の伝統工芸であるガラス工芸を体験しました。入口に飾られた美しいステンドグラスは、琉球ガラスの技術と芸術性を感じさせる素晴らしい作品でした。
子どもたちは、好きなガラスや貝殻のモチーフを選んでオリジナルフォトフレームを作りました。この体験を通じて、沖縄の伝統工芸の歴史や技法について学びました。
完成した思い出のフォトフレームは、沖縄での体験を形として持ち帰ることができる素敵な土産となりました。
ガラスボート乗船
午後はガラス底ボートに乗って沖縄の美しいサンゴ礁を観察しました。ウミガメや色とりどりのサンゴ、熱帯魚たちが織りなす海中の世界はまさに自然のアートです。
この体験を通じて、海洋生物の多様性やサンゴ礁の重要性について学ぶことができました。同時に、美しい沖縄の海を未来の子どもたちに残すための環境保護の重要性についても考える機会となりました。
Churakidsでは、この美しい沖縄の海を未来の子どもたちに残すために、毎月「ビーチクリーンアップ活動」を開催しています。親子で楽しみながら県内のビーチを清掃する活動で、アメリカ人ボランティアの人たちとも協力しながら沖縄の海を美しく保つ努力を続けています。子どもたちにも、自分たちにできる環境保護の方法について考えてもらいました。
DAY2 : July 3 (Wed) 沖縄の文化体験
琉球空手体験
2日目の朝は、沖縄発祥の武道である琉球空手の道場を訪問し体験学習を行いました。
子どもたちは、基本動作を学びながら道場の子どもたちと交流しました。空手の型や礼儀作法を通じて日本の武道精神について学ぶとともに、身体を動かすことの楽しさを体験しました。
この体験を通じて、子どもたちは単に技を学ぶだけでなく忍耐力や集中力、そして相手を尊重する心を養うことの大切さを学びました。
Ron先生はじめ、ニックス道場の皆様、貴重な体験と交流の機会をありがとうございました。
牧場見学・バター作り体験
バスで移動し昼食を取った後、Churakidsキャンプで毎年お世話になっている牧場を訪問しました。牧場のおばぁが優しく迎えてくれる温かい雰囲気の中、子どもたちは農業と酪農について学びました。
まずは牛舎の見学。大きな声を出すと牛が驚くので、静かに穏やかな気持ちで見学します。子どもたちは、実際に牛の乳をしぼる体験をし、酪農の現場を肌で感じました。初めての体験に興奮しながらも、慎重に取り組む姿が印象的でした。
牛に触れたりミルク缶を持ったりする体験を通じて、酪農の大変さと魅力を感じ取ることができました。何も入っていないミルク缶でさえ重く、酪農家の方々の日々の努力を実感する良い機会となりました。
牧場見学の後は、バター作りに挑戦しました。おばぁが紙芝居で作り方の手順を説明してくれました。
子どもたちは新鮮な牛乳を使って、自分たちでバターを作る工程を学びました。クリームを振り続けてバターができる瞬間は、みんな大興奮!自分たちの手で食べ物を作り出す喜びを体験しました。
出来上がったバターをパンに塗って試食し、その美味しさに驚きました。手づくりの楽しさと食の大切さを感じることができる素晴らしい体験となりました。
この体験を通じて、子どもたちは食の大切さ、農業や酪農の重要性を学び、自然とのつながりを実感することができました。牧場の皆様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!
ウォーターフォールトレッキング
午後は滝リバートレッキングに挑戦しました。朝からとても天気がよく、たくさん汗をかいたので川の水が冷たくて気持ちよかったです。
子どもたちは川で泳いだり、川魚やテナガエビを捕まえたりして遊びました。沖縄の豊かな自然を五感で体験し、生物の多様性や生態系について学ぶ機会にもなりました。
沖縄の豊かな自然を満喫することができました。
修了式
病気や怪我もなく、無事に2日間のプログラムを終えることができました。修了式では、サマーキャンプでの出来事や感想を一人ずつ英語で発表しました。
台湾からの参加者の皆さん、Churakidsのプログラムにご参加いただき本当にありがとうございました。このキャンプでの経験が、将来の国際理解と平和な社会づくりにつながることを願っています。また沖縄に遊びに来てくださいね!
Churakidsでは、異文化理解、平和教育、文化体験、地域交流を通じて、子供たちが国際的な視野を広げることを目指しています。多様な背景を持つ友達との出会いが、子供たちのコミュニケーション能力や協調性を育む貴重な機会となるよう、活動を続けていきたいと考えています。